不動産業を始めるには「宅地建物取引業免許」の取得が必須です。ここでは、神楽坂で新規に宅地建物取引業免許を申請する際の具体的な手順を解説します。

当事務所は銀座OFFICEよりでは、神楽坂で宅建業を行う方、行っている方の、免許取得・更新を完全サポートしております。

1. 免許の種類と条件とは

宅地建物取引業の免許には、国土交通大臣免許と都道府県知事免許の二種類があります。神楽坂で営業を始める場合は東京都知事免許を取得します。

免許を取得するために必要な条件は以下の通りです。

  • 宅地建物取引士の設置:事務所ごとに専任の宅地建物取引士を配置すること。
  • 事務所の確保:独立した事務所を用意すること。
  • 誠実な業務運営:過去に宅地建物取引業に関して不正行為がないこと。
  • 資金計画:適切な資金計画があること。

2. 必要書類の準備は?

免許申請にあたって、以下の書類を準備します。

  • 免許申請書:所定の様式に記入します。
  • 誓約書:誠実に業務を遂行することを誓約します。
  • 身分証明書:代表者や役員の身分証明書(住民票や運転免許証のコピーなど)。
  • 履歴書:代表者や役員の経歴を記載します。
  • 宅地建物取引士資格登録証:専任の宅地建物取引士の資格登録証のコピー。
  • 事務所の使用権を証明する書類:賃貸借契約書や不動産の登記事項証明書など。
  • 資金計画書:事業資金の計画を示す書類。
  • 決算書:法人の場合、直近の決算書。
  • 営業保証金に関する書類:営業保証金の供託に関する書類。

3. 申請書の作成と提出

必要な書類を揃えたら、免許申請書を作成します。東京都の公式サイトから申請書類をダウンロードし、正確に記入しましょう。

申請書が完成したら、東京都庁の都市整備部宅建業課に提出します。提出時には事前予約が必要な場合もあるため、確認しておきましょう。

4. 審査と補正

提出した申請書類は東京都の担当部門で審査されます。通常、1〜2ヶ月の審査期間があります。審査中に不備や不足が見つかると補正の指示が出るため、速やかに対応しましょう。

5. 免許の交付と受領

審査が終了すると、免許が交付されます。通知が届いたら指定された場所で免許証を受領します。これで営業を開始できます。

6. 営業保証金の供託または保証協会への加入も併せて行います

営業を始めるためには、営業保証金の供託が必要です。ただし、保証協会(全日本不動産協会や全国宅地建物取引業協会など)に加入することで、営業保証金の供託に代えることができます。

  • 営業保証金の供託:主たる事務所は1,000万円、従たる事務所は500万円を供託します。
  • 保証協会への加入:所定の入会金や年会費が必要です。

7. 営業開始前の準備

営業開始に向けて、以下の準備も行います。

  • 事務所の看板:法定の表示内容を含む看板を設置します。
  • 営業用備品:契約書、重要事項説明書、パンフレット、名刺などを準備します。
  • 各種届出:税務署、労働基準監督署、社会保険事務所などへの届出を行います。

8. 神楽坂で不動産業を行うにはのまとめ

以上が神楽坂で新規に宅地建物取引業免許を申請するための手順です。手続きには多くの書類と準備が必要ですが、計画を立てて進めることでスムーズに開業することができます。不動産業の成功にはしっかりとした基盤が重要ですので、慎重に準備を進めましょう。

当事務所では免許申請のサポートを行っております。ご不明な点やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。皆様の成功を心よりお祈りしております。